玉名市議会 2018-12-03
平成30年第 5回定例会−12月03日-01号
福嶋議員は、平成15年秋の選挙で天水町
町議会議員に当選、2年後の
市議会議員選挙には小天東という小さな地域の御出身でありながら、厳しい市議選を勝ち抜き、今日に至るまで
有明広域事務組合議会議長を初め、
公共施設建設特別委員会委員長、
産業経済委員長などを歴任され、議会において存在感を発揮されておりました。また、以前より二ノ岳への
登山ルートを整備し、観光の名所にしたいという思いをずっと口にしておられましたが、ことしになって
ルートマップを作成し、療養中でありながら関係者と開通式までこぎつけられたということを私も
フェイスブックの投稿で知りました。本当に有言実行の方でありました。この二ノ岳の頂上は360度のパノラマが超絶景ということです。暖かくなりましたら、有志を募って二ノ岳に登って御功績を忍びたいと思っております。
地域の信頼が厚いあなたは
小天天子宮の1300周年
祭記念事業実行委員会の
実行委員長としてもなくてはならない存在でした。このように地域を大切に思うお姿と行動は、地元の方々から高く評価されており、私の友人も常々、「
福嶋議員は本当に地元のことを、地域のことをわかって活動されている。議会報を見て、いつも感心している。地元のために頑張ってくれている。」と常々言っておりました。また、庁舎内においても、
福嶋議員は
ミカン農家のことや玉名のことを本当に一生懸命考えてる方だったということをあちこちから聞きまして、あなたの驚くほどの
交友関係、そして多くの人からの信頼を受けていたことを今更ながらに驚嘆しております。あなたの情熱、正義感、大胆かつ繊細な、そしてだれからも愛される親しみやすいお人柄は、市議会にとってなくてはならないものでした。まっすぐで発想力豊かな、そして先見性に満ちた方でございました。
米消費拡大のためにおにぎりの日を提案されていましたね。食の大切さをよく理解してくださいました。最後まで暮らしやすい玉名を、力強い玉名をつくりたいと語っていたあなたをなくしたことは、
玉名市議会にとって痛恨の極みであり、深い悲しみであります。
「大輪の花が散った」あなたの死には、そのような言葉がぴったりです。市議4期目、大ベテランとして今こそ力を発揮して
玉名市議会を牽引していただきたかった。これからが本領をもっともっと発揮できるときだったはずだったはずです。しかし、あなたは短い時間に全力で多くのことを成し遂げ、多くの人に愛をもって語りかけ、多くの人を勇気づけ、多くの人に生き様を見せてくれました。あなたは最後まであなたらしい人生を生き、立派に生ききった。御立派に人生を全うされたと、私は思っております。大輪の花は散ったけれども、散った大輪の花びらの
一つ一つは志を持つ者の胸に届き、各々の胸中であなたの意思は大きく育ち、あなたが望んだ活力ある玉名という結実を必ずや見せてくれましょう。あなたのお姿を見ることはできなくなりましたが、あなたの意思が、あなたの思いが消えることはありません。あなたの意思は受け継がれ現実化していくことでしょう。
生前の御功績をたたえ、気骨あふれる精神を忍び、謹んで御冥福をお祈りしながら、感謝を込めてお別れの言葉といたします。
平成30年12月3日、
玉名市議会議員、
近松惠美子。
○議長(
中尾嘉男君) 以上で、故
福嶋讓治君に対する
追悼演説を終わります。
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△日程第5
決議案上程(
決議案第1号)
○議長(
中尾嘉男君) 日程第5、「
決議案上程」を行ないます。
これより、
決議案を上程します。
決議案第1号 故
福嶋讓治君に対する
追悼決議
以上、
決議案1件を議題といたします。
お手元に配付しております
決議案を朗読させます。
議会事務局次長 荒木 勇君。
[
議会事務局次長 荒木 勇君 登壇]
◎
議会事務局次長(荒木勇君) 命によりまして、
決議案を朗読いたします。
決議案第1号 故
福嶋讓治君に対する
追悼決議。
上記の議案を別紙のとおり、
玉名市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。
平成30年12月3日提出。
提出者、全議員。
故
福嶋讓治君に対する
追悼決議。
玉名市議会は、15年有余にわたり、
市政発展に尽力された
議員福嶋讓治君の長逝に対し、哀悼の意を表し謹んで弔詞を捧げますとともに、同君が市政に貢献なされた多大なる功績をたたえ、市議会の名において深甚なる感謝の意を表します。
以上、決議する。
議決日付け、
玉名市議会。
以上でございます。
○議長(
中尾嘉男君) この際、お諮りいたします。
ただいま議題となっております、
決議案第1号については、直ちに審議するべく、
会議規則第37条第3項の規定に基づき、
提案理由の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
中尾嘉男君) 御異議なしと認めます。
よって、
決議案第1号については、
提案理由の説明及び
委員会付託を省略することに決定いたしました。
決議案第1号については、
提案理由の説明及び
委員会付託を省略いたします。
決議案第1号については、日程に従い、引き続き、会議にて直接審議を行ないます。
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△日程第6
決議案審議(採決)(
決議案第1号)
○議長(
中尾嘉男君) 日程第6、「
決議案審議」を行ないます。
改めて
決議案第1号 故
福嶋讓治君に対する
追悼決議。
以上、
決議案1件を議題といたします。
これより、ただいま議題となっております
決議案第1号の審議に入ります。
審議の方法は、質疑、
議員間討議、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
中尾嘉男君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
これより採決に入ります。
決議案第1号故
福嶋讓治君に対する
追悼決議について、採決いたします。
決議案第1号については、原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
中尾嘉男君) 御異議なしと認めます。よって、
決議案第1号については、原案のとおり決定いたしました。
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△日程第7
建設経済委員会正副委員長互選結果報告
○議長(
中尾嘉男君) 日程第7、「
建設経済委員会正副委員長互選結果報告」を行ないます。
去る9月27日、
建設経済委員長の辞職に伴い、同委員会の正副委員長が新たに互選されましたので、報告いたします。
建設経済委員長、
田畑久吉君。
建設経済副委員長、古奥俊男君。
以上のとおり、それぞれ9月27日付けで新たに就任されましたので、報告いたします。
これにて、
建設経済委員会正副委員長互選結果報告を終わります。
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△日程第8
市長あいさつ
○議長(
中尾嘉男君) 日程第8、「
市長あいさつ」を行ないます。
市長より発言の申し出があっておりますので、これを許可いたします。
市長
藏原隆浩君。
[市長
藏原隆浩君 登壇]
◎市長(
藏原隆浩君) 皆さん、おはようございます。
平成30年第5回
玉名市議会定例会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様方におかれましては、師走に入り、何かと御多忙の中御出席をいただき、審議を進めていただきますことに対し、誠にありがたく、厚く御礼を申し上げる次第であります。
まず、先月12日に、本市市議会議員の故福嶋譲治様が御逝去されましたことに対し、心より御冥福をお祈り申し上げます。
平成15年、地域住民に推され、天水
町議会議員に当選されて以来、15年の永きにわたり、天水町、そして合併後の
玉名市議会議員として、地域の発展のため、寸暇を惜しんで、奔走されてこられました。そのひたむきな郷土愛と、情熱は、永眠されるその時まで、持ち続けておられたことと思います。惜別の想いは語り尽くせませんが、ご生前の真摯で献身的な御尽力に敬意を表しますとともに、改めて、衷心より哀悼の意を表します。
そして、今秋も、国や社会に対する功労者を対象に、全国で8,672人の方が、叙勲・褒章などを受章されました。そのうち、玉名市の関係では、旭日小綬章に元本市議会議長の松田憲明氏、旭日単光章に玉名市大倉団地区区長の江藤信士氏、瑞宝小綬章に元熊本行政評価事務所長の木下順稔氏、瑞宝双光章に学校医として大礒秀明氏の4名が綬章されており、栄えある叙勲を授けられた皆様に、心よりお喜びとお祝いを申し上げます。
去る、10月2日、国難とも呼ぶべき「少子高齢化」に対応するため、「生涯現役社会」に向けた雇用制度改革や、全世代型の社会保障制度改革の実現を最大目標と位置づけて、第4次安倍改造内閣が発足しました。
これまでの安倍内閣が取り組んできた、働き方改革の継続をはじめ、教育、経済など、各分野にわたる改革への歩みをとどめることなく、疲弊が続く地域の活性化に、歯どめをかける有効策を示していただき、今まで以上に地方の活性化につながる政策を期待したいと思います。
さて、NHK大河ドラマ「いだてん」の放送開始まで、まもなく1カ月となってまいりました。楽しみも増してきておりますが、この「いだてん」を核とした、さまざまなPR活動や情報発信など、その効果が今後どのように展開していくのか、目に見えない部分もあり、不安もありますが、それ以上に、大きく期待するところであります。
11月23日から25日にかけて、「いだてんウィーク」と称し、大俵まつり、産業祭、氣力坂坂道ダッシュ、玉名地域づくりシンポジウム・講演会を開催いたしましたが、それぞれのイベントに、予想を上回る多くの方々に御来場いただき、盛況のうちに、終了することができました。中でも、大俵まつりは、今年から産業祭と同時開催し、よりにぎわいのあるイベントとしてリニューアルし、集客力を増して、今後の発展も期待できるところであります。
また、議員の皆様も製作された、金栗四三PR動画では、一般の方を対象とした動画コンテストでは、全13本の応募作品の中から、熊本デザイン学校の竹下遥香さんが最優秀賞を受賞され、他の入賞作品とともに、ユーチューブと玉名市ホームページにて公開されることになっております。
そのほか、大阪で行なわれました、熊本県の観光と物産展でのPR、東京の文京区、肥後細川庭園松聲閣での金栗四三展など広く全国に向けてPR活動を展開しております。
さらには、年末の東京駅前のKITTEでの「日本マラソンの父、金栗四三ふるさと展 熊本県玉名フェア」、お正月恒例の箱根駅伝、往路ゴール地点の芦ノ湖でのPRブースの設置など、今後も積極的にPR活動に力を入れてまいりたいと思います。
このような中、市長に就任して1年が経過いたしました。その間、市民会館建設の問題が前進し、現在建設が進められており、子ども医療費の現物給付の実施や小中学校トイレの洋式化、玉名市の情報発信力の強化など、
一つ一つの課題を、市民や議員各位の御理解を得ながら、進めることができたのではないかと思っております。
しかしながら、ハード・ソフトの両面において、新駅周辺等整備計画の見直しや、子育て支援策の強化や高齢者対策、市役所内部の改革など、まだまだ多くの課題が山積していることも事実であります。
1年が経ち、今一度初心に返り、子どもからお年寄りまで、全ての市民が笑顔で安心して暮らせるようなまち、市民が郷土に誇りを持ち、未来に向けて夢と希望を持てる魅力あるまちづくりを、さらに目指して、全力で玉名市民の笑顔を守ることを第一に考え、施策を推進してまいる所存でございますので、何とぞ議会の皆様方の御理解と御協力を切にお願いを申し上げる次第であります。
以上、最近における市政の動きの一端を申し上げましたが、本議会に御提案しておりますものは、人事案件2件、また、予算案といたしまして平成30年度
一般会計補正予算ほか、特別会計補正予算7件について御提案いたしております。
補正予算の主なものでございますが、市の貴重な財源となっております「ふるさと納税」につきましては、本年10月から新たなポータルサイトを開設したこともあり、寄附額は順調に伸びており、返礼品送付等委託料を計上しているところでございます。全国各地から、玉名市を応援しようと寄附金が寄せられており、この場をお借りし心からお礼を申し上げます。
今後も寄附受付体制や返礼品を充実させ、寄附金の増及び地域産業の活性化につなげていきたいと考えているところでございます。
次に、境川の玉名市管理区間にあります農業用水の取水堰を一部転倒堰などに改修する工事でございます。この取水堰は、農業用水として取水するために設置してありますが、豪雨の際には手動での取り外しが難しく、流れを阻害し、堤防越水の原因となっております。本改修工事により、転倒堰を設置することにより、一定の水位になれば堰板が自動で倒れ、スムーズな流れを確保することで、洪水調整を図るものでございます。
次に、来年の大河ドラマ「いだてん」の放送開始まで、約1カ月となりました。「金栗四三」先生の偉大な功績や人物像を広く知っていただくとともに、玉名地域を全国的にPRする、千載一遇のチャンスと捉えているところでございます。来年1月の大河ドラマ館のオープンに合わせ、熊本県内と福岡県内を対象としたテレビCM放送を行なうことで、積極的なPRによりさらなる周知・誘客に努めてまいりたいと考えております。
次に、昨年度までに行ないました小中学校の普通教室への空調設備整備に続きまして、国の第1次補正に伴い、災害ともいえる今年の猛暑を受け、小中学校の特別教室への空調設備の整備により児童生徒等の健康被害防止と学習環境の向上を図るものでございます。
次に、岱明町公民館建設事業につきましては、本年3月議会において「現地建替え」を表明させていただき、これまで検討を行なってきたところでございます。検討した結果といたしまして、機能が重複する岱明ふれあい健康センターの今後の方向性を、温泉施設部分の地域開放は継続し、民間企業等による幅広い活用及び運営を実施することで、岱明町公民館機能との差別化を図ることとしたもので、それにより、現在の岱明町公民館、ふれあい健康センターの2施設を合わせて、およそ3,500平方メートルの施設管理面積を約2,000平方メートル削減することも可能になると考えており、さらには民間の活用を促進し、指定管理料などの経費の大幅な削減を目指して取り組んでまいりたいと考えております。
今回の岱明町公民館建設は、文化施設及び社会福祉協議会岱明支所の機能を集約した複合施設として、岱明文化センターあるいは、岱明カルチャーセンターを仮称として、基本設計及び実施設計を計上いたしております。
そのほか、人事院勧告に基づく職員給与等の調整を計上いたしております。
以上、主なものにつきまして申し上げましたが、詳しくは
総務部長から
提案理由説明の中で申し上げますので、これらの提案につきましてよろしく御審議いただき、いずれも原案どおり承認賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たってのごあいさつとさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
中尾嘉男君) 議事の都合により、暫時休憩いたします。
午前10時34分 休憩
───────────
午前10時52分 開議
○議長(
中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△日程第9
市長提出議案上程(議第118号から議第143号まで)
○議長(
中尾嘉男君) 日程第9、「
市長提出議案上程」を行ないます。
これより、市長提出議案を上程いたします。
議第118号平成30年度玉名市
一般会計補正予算(第5号)から、議第143号
人権擁護委員候補者の推薦についてまでの、市長提出議案26件を一括議題といたします。
お手元に配付しております議案の朗読は、これを省略いたします。
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△日程第10
提案理由の説明
○議長(
中尾嘉男君) 日程第10、「
提案理由の説明」を行ないます。
ただいまの各議案について、
提案理由の説明を求めます。
総務部長 西山俊信君。
[
総務部長 西山俊信君 登壇]
◎
総務部長(西山俊信君) おはようございます。
議第118号から議第125号までの補正予算関係8件につきまして
提案理由の御説明を申し上げます。
今回、御提案いたします補正予算は、現計予算計上後の事情の変化によりまして、補正を行なう必要が生じましたので、御提案いたすものでございます。
なお、一般会計及び特別会計、企業会計の共通事項といたしまして、人事院勧告に基づく職員給与等の調整を行なっております。
初めに、議第118号平成30年度玉名市
一般会計補正予算(第5号)について御説明申し上げます。
第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ8億4,383万1,000円を追加し、総額を341億5,634万2,000円とするものでございます。
まず、歳入の主なものを申し上げますと、10款地方交付税は1億4,706万5,000円の追加で、普通交付税の決定によるものでございます。12款分担金及び負担金は35万円の追加で、県が平成31年度に滑石漁場削土及び覆土工事を実施予定ですが、その事前調査である環境調査に伴う地元負担金でございます。14款国庫支出金は8,381万8,000円の追加で、国の第1次補正に伴い小中学校の特別教室への空調設備の整備と、9月補正にて御承認いただきました小中学校の危険ブロック塀の撤去等に係る学校施設環境改善交付金などでございます。15款県支出金は1億7,924万2,000円の追加で、介護保険法の改正により、医療法人悠紀会病院が介護保険施設「介護医療院」への転換に係る改修費と開設準備経費としてベット等備品整備費に係る介護基盤緊急整備特別対策事業補助金、昭和30年設置の岩崎排水機場のポンプ改修に係る農業水路等長寿命化・防災減災事業補助金などでございます。16款財産収入は7,583万2,000円の追加で、地方独立行政法人くまもと県北病院機構へ玉名小学校跡地売却に伴う土地売払収入などでございます。17款寄附金は新たなふるさと納税ポータルサイトの追加、返礼品の品数も充実したことなどにより、寄附額の増加が見込まれることから7,230万円を追加するものです。18款繰入金は4,632万1,000円の減額で、財政調整基金繰入金を減額し、今回の補正の財源調整を行なうものでございます。20款諸収入は3,457万8,000円の追加で、平成29年度後期高齢者医療費療養給付費負担金の精算分などでございます。21款市債は2億9,696万7,000円の追加で、小中学校の特別教室への空調設備設置に係る小学校及び中学校施設整備事業債の追加などでございます。
次に、歳出につきましては、1款議会費は23万2,000円の追加、2款総務費は4,058万9,000円の追加で、人事院勧告に基づく職員給与等の調整、ふるさと寄附金増に伴う返礼品送付等委託料の追加などでございます。3款民生費は2億5,453万円の追加で、医療法人悠紀会病院への介護基盤緊急整備特別対策事業補助金、また、平成29年度生活保護扶助費に係る国庫負担金の超過交付分の償還金などでございます。4款衛生費は113万1,000円の追加、6款農林水産業費は1億778万9,000円の追加で、JAたまな柑橘部会が行なう事業量の増加並びに新規事業1件の追加による産地パワーアップ事業補助金、昭和30年設置の岩崎排水機場のポンプ補修にかかる設計及び工事費などでございます。
2ページでございます。
7款商工費は1,990万4,000円の追加で、広島エリアの誘客促進のためのTV番組制作委託料、金栗四三PR事業で大河ドラマ館オープンに合わせ熊本県内と福岡県内を対象としたテレビCM放送料などでございます。8款土木費は6,036万8,000円の追加で、平成30年5月20日から7月10日までの豪雨及び暴風雨による災害が激甚災害に指定され、がけ崩れ対策事業の採択基準を満たした月田地区1カ所、梅林の逆川地区1カ所の測量・地質調査及び工事の追加、また、大雨時の春出・中尾地区の冠水被害を抑制するため、境川に設置してある、取水堰及び取水ゲート改修工事などでございます。9款消防費は26万6,000円の追加で、老朽化した火の見櫓の解体費用を一部補助する消防施設等整備補助金などでございます。10款教育費は3億5,902万2,000円の追加で、国の第1次補正に伴い本年の猛暑を受け児童生徒などへの熱中症対策として14小学校・46特別教室、6中学校・38特別教室への空調整備工事、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、アンゴラ共和国女子ハンドボール選手団のキャンプ誘致に係る実行委員会負担金、また、昭和41年3月に木造で建設し52年を経過した岱明公民館の建てかえに係る工事設計費などでございます。
第2表繰越明許費につきましては、岱明玉名線道路新設改良事業で盛土工事後の地盤沈下が治まらず、本工事の適正工期の確保のため、繰越限度額を設定するものでございます。
第3表債務負担行為補正につきましては、議会だより印刷業務ほか13件の期間及び限度額を設定するものでございます。
3ページでございます。
また、第4表地方債補正につきましては、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業ほか1件の追加及び庁舎等整備事業ほか4件の限度額を変更するものでございます。
以上が一般会計の補正予算の説明でございます。
次に、議第119号平成30年度玉名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。
第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ3,413万1,000円を追加し、総額を92億3,973万円とするもので、3款国民健康保険事業費納付金は、一般被保険者医療給付費の決定に伴う減額、8款諸支出金は平成29年度の療養給付費等の決定に伴う償還金でございます。
次に、議第120号平成30年度玉名市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。
第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ110万9,000円を追加し、総額を78億4,406万3,000円とするもので、4ページの上段になりますけれども、その中の歳出の1款、総務費の高齢者生きがい活動促進事業委託71万5,000円につきましては、認知症予防の取り組みとして、現在行なわれているボランティアによる活動の充実を図り、地域住民のリーダー育成、実践できるプログラムの確立等を目的とした、高齢者生きがい活動促進事業委託の追加などでございます。
4ページでございます。
第2表債務負担行為については、短期集中型通所サービス事業業務の期間及び限度額を設定するものでございます。
次に、議第121号平成30年度玉名市
浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。
第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ3万2,000円を追加し、総額を4,400万4,000円とするもので、人事院勧告に基づく職員給与等の調整でございます。
次に、議第122号平成30年度玉名市
九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。
第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ13万円を追加し、総額を5億2,637万7,000円とするもので、人事院勧告に基づく職員給与等の調整でございます。
次に、議第123号平成30年度玉名市
水道事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。
第2条収益的支出の補正につきましては、30万円を追加し、総額を8億1,577万1,000円とするもので、人事院勧告に基づく職員給与等の調整でございます。
5ページでございます。
次に、議第124号平成30年度玉名市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。
第2条収益的支出の補正につきましては、37万2,000円を追加し、総額を16億3,528万3,000円とするもので、人事院勧告に基づく職員給与等の調整でございます。
最後に、議第125号平成30年度玉名市
農業集落排水事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。
第2条収益的支出の補正につきましては、28万7,000円を追加し、総額を4億1,678万2,000円とするもので、人事院勧告に基づく職員給与等の調整でございます。
以上、主な内容等について御説明申し上げましたが、詳細につきましては、所管の各委員会において御説明いたしますので、御審議の上、原案どおり御承認賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
中尾嘉男君) 副市長 村上隆之君。
[副市長 村上隆之君 登壇]
◎副市長(村上隆之君) おはようございます。
私のほうからは、議第126号から議第141号までの
提案理由につきまして御説明を申し上げます。
議案書の1ページをお願いいたします。
議第126号
玉名市議会議員の
議員報酬、
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、
玉名市長等の給与に関する条例の一部改正に準じて、議員の期末手当を改定するため、条例の整備を図るものでございます。
内容といたしましては、第1条の改正規定におきまして、12月に支給します議員の期末手当の支給月数を100分の177.5に0.05月分引き上げるものでございます。
次に、第2条の改正規定におきまして、前条において引き上げました期末手当の支給月数を6月及び12月の支給時に割り振るものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例中、第1条の規定は、平成30年12月1日から適用し、第2条の規定は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
2ページをお願いいたします。
議第127号玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、玉名市地域おこし協力隊員の報酬について、条例の整備を図るもので、現行の月額16万円から月額16万6,000円に引き上げるものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
3ページをお願いいたします。
議第128号
玉名市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、国家公務員の給与改定に準じて、市長及び副市長の給与を改定するため、条例の整備を図るものでございます。
内容といたしましては、議第126号と同様でございます。
4ページをお願いいたします。
議第129号玉名市教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、国家公務員の給与改定に準じて、教育長の給与を改定するため、条例の整備を図るものでございます。
内容といたしましては、議第126号と同様でございます。
5ページをお願いいたします。
議第130号玉名市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これも、国家公務員の給与改定に準じて、職員の給与を改定するため、条例の整備を図るものでございます。
内容といたしましては、第1条の改正規定におきまして、12月に支給します職員の勤勉手当の支給月数を0.95に0.05月分引き上げ、あわせて職員の給料月額を平均で0.2%引き上げる改定を行なうものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行し、給料月額の引き上げにつきましては平成30年4月1日から、勤勉手当につきましては同年12月1日から適用するものでございます。
次に、第2条の改正規定につきましては、職員の期末手当の支給月数を、6月分、12月分とも1.30に統一しますとともに、前条において引き上げました勤勉手当の支給月数を6月及び12月の支給時に割り振るものでございます。
附則といたしまして、この条例は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
12ページをお願いいたします。
議第131号玉名市
行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、玉名市の行政財産の使用料の納付時期の見直しに伴い、条例の整備を図るものでございます。
内容といたしましては、これまで「前納」としておりました行政財産使用料の納付時期を、「市長が指定する日まで」に改めるものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
13ページをお願いいたします。
議第132号玉名市
保育所条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、玉名市立大野保育所の民営化に伴い、条例の整備を図るものでございます。
内容といたしましては、大野保育所の民営化に伴い、同園を廃止することによるものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
14ページをお願いいたします。
議第133号玉名市
地域子育て支援センター条例を廃止する条例の制定についてでございますが、これは、玉名市地域子育て支援センターの民営化に伴い、条例を廃止するものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
15ページをお願いいたします。
議第134号熊本県
市町村総合事務組合規約の一部変更についてでございますが、これは、一部事務組合の規約を変更しようとするときは、
地方自治法第290条の規定により議会の議決を経る必要がありますので提案するものでございます。
内容といたしましては、熊本県市町村総合事務組合の構成団体である地方独立行政法人くまもと県北病院機構設立組合が平成30年10月1日をもって、その名称がくまもと県北病院機構設立組合に変更されたことに伴いまして、熊本県市町村総合事務組合の規約の一部を変更するものでございます。
なお、附則といたしまして、この規約は、平成30年10月1日から適用するものでございます。
16ページから20ページまでをお願いいたします。
議第135号から議第139号までの
指定管理者の指定についてでございますが、これらは、各施設の条例の規定に基づき、
指定管理者の指定をしようとするときは、
地方自治法第244条の2第6項の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。
内容といたしましては、管理を行なわせる施設は、議第135号が玉名市天水老人憩の家でございまして、平成31年4月1日から平成36年3月31日までを指定の期間として、社会福祉法人玉名市社会福祉協議会を、議第136号が玉名市横島農産加工研修センター、玉名市横島農業体験施設及び玉名市ふるさとセンターY・BOXでございまして、平成31年4月1日から平成34年3月31日までを指定の期間として、有限会社横島町特産物振興協会を、議第137号が玉名市新玉名駅自動車駐車場でございまして、平成31年4月1日から平成36年3月31日までを指定の期間として、アマノマネジメントサービス株式会社を、議第138号が玉名市蛇ヶ谷公園でございまして、平成31年4月1日から平成36年3月31日までを指定の期間として、株式会社あんしんCo.,Ltd.(コーポレーション)を、議第139号が玉名市武道館でございまして、平成31年4月1日から平成36年3月31日までを指定の期間として、公益社団法人玉名市シルバー人材センターを、それぞれ
指定管理者として指定するものでございます。
21ページ及び22ページをお願いいたします。
議第140号
普通財産の
無償譲渡について及び議第141号
普通財産の無償貸付けについてでございますが、これらは、
地方自治法第96条第1項第6号の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。
内容といたしましては、議第132号及び議第133号の議案と関連がございまして、玉名市立大野保育所及び玉名市地域子育て支援センターの民営化に伴いまして、保育所及び子育て支援センターの建物を社会福祉法人敬愛福祉会へ平成31年4月1日付けで
無償譲渡し、保育所及び子育て支援センターの土地につきましては、平成31年4月1日から平成36年3月31日まで、無償貸付けをするものでございます。
以上、条例案件等につきまして、
提案理由の御説明を申し上げましたが、詳細につきましては、所管の各委員会で御説明申し上げますので、御審議の上、原案どおり御承認いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
中尾嘉男君) 市長
藏原隆浩君。
[市長
藏原隆浩 登壇]
◎市長(
藏原隆浩君) 本議会に提案しております人事案件の
提案理由について御説明申し上げます。
23ページ及び24ページをお願いいたします。
議第142号及び議第143号の
人権擁護委員候補者の推薦についてでございますが、現委員の西森等氏及び北田みち子氏が、平成31年3月31日をもちまして任期満了となるため、西森等氏の後任に引き続き同氏を、北田みち子氏の後任に井上淳子氏をそれぞれ推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして、議会の意見を求めるものでございます。
以上、2件の人事案件につきましては、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(
中尾嘉男君) 以上で、
提案理由の説明は終わりました。
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△日程第11 報告(2件)
○議長(
中尾嘉男君) 日程第11、「報告」を行ないます。
報告第12号
専決処分の報告について、専決第11号、ほか1件の報告があります。
総務部長 西山俊信君。
[
総務部長 西山俊信君 登壇]
◎
総務部長(西山俊信君) 議案書の25ページをお願いいたします。
報告第12号の
専決処分の報告についてでございますが、これは、
地方自治法第180条第1項の規定により
専決処分した損害賠償の額の決定について、同条第2項の規定により報告するものでございます。
内容といたしましては、平成30年7月13日午前11時30分ごろ、県道熊本玉名線において、市職員が運転する公用車が、相手方が運転する軽自動車と接触し、左前方バンパー等を破損させたものでございます。相手方への損害賠償額として、市は20%に当たる3万円を支払うものでございます。
なお、損害賠償金につきましては、公益社団法人全国市有物件災害共済会の自動車共済より全額給付されております。
26ページをお願いいたします。
報告第13号の
専決処分の報告についてでございますが、これも、
地方自治法第180条第1項の規定により
専決処分した損害賠償の額の決定について、同条第2項の規定により報告するものでございます。
内容といたしましては、平成30年8月20日午前10時ごろ、市道大浜末広3号線沿いの法面において、除草作業中の市民が刈払機で小石を跳ね、相手方所有の軽自動車の左リアドアガラスを破損させたものでございます。相手方への損害賠償額として、市は100%に当たる3万8,000円を支払うものでございます。
なお、損害賠償金につきましては、公益社団法人全国市有物件災害共済会の道路賠償責任保険より全額給付されております。
以上でございます。
○議長(
中尾嘉男君) 以上で、報告の説明は終わりました。
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△日程第12 陳情の報告
○議長(
中尾嘉男君) 日程第12、「陳情の報告」を行ないます。
陳第3号
国民健康保険財政への
国庫負担割合をふやすことを求める
意見書の提出に関する陳情
陳第4号 安全・安心の医療・介護の実現と
夜勤交替制労働の改善を求める
意見書の提出に関する陳情
陳第5号
介護労働者の
労働環境及び処遇の改善を求める
意見書の提出に関する陳情
陳第6号
医師養成定員を減らす
政府方針の見直しを求める
意見書の提出に関する陳情
陳第7号 看護師の全国を
適用地域とした
特定最低賃金の新設を求める
意見書の提出に関する陳情
陳第8号
介護従事者の全国を
適用地域とした
特定最低賃金の新設を求める
意見書の提出に関する陳情
以上、陳情6件が今回提出されております。
内容については、お手元にその要旨を配付しておりますので、説明を省略いたします。
これにて、陳情の報告を終わります。
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△日程第13
委員長報告
○議長(
中尾嘉男君) 日程第13、「
委員長報告」を行ないます。
これより、先の第4回定例会において、決算特別委員会に付託し、審査を終了いたしました議案の結果と経過について、委員長の報告を求めます。
議第94号平成29年度玉名市
一般会計歳入歳出決算から、議第102号平成29年度玉名市
農業集落排水事業会計決算までの決算議案9件を、一括議題といたします。
お手元に配付しております委員会審査報告書の朗読は、これを省略いたします。
審議の方法は、委員長の報告のあと、質疑、
議員間討議、討論ののち、採決いたします。
委員長の報告を求めます。
決算特別委員長 北本将幸君。
[決算特別委員長 北本将幸君 登壇]
◎決算特別委員長(北本将幸君) ただいまから、決算特別委員会の審査経過と結果を御報告申し上げます。
今般の、決算特別委員会は10月22日、23日の2日間にわたり審査を行ないました。
委員会に付託されました案件は、議第94号平成29年度玉名市
一般会計歳入歳出決算から議第102号平成29年度玉名市
農業集落排水事業会計決算までの一般会計及び特別会計並びに企業会計の歳入歳出決算の議案9件であります。
以下、各決算議案の審査経過について、御報告申し上げます。
まず、議第94号平成29年度玉名市
一般会計歳入歳出決算についてであります。
歳入決算額370億6,792万2,572円、歳出決算額359億1,415万1,402円で、歳入歳出差引額は11億5,377万1,170円となり、翌年度繰越額1億1,746万3,241円を差し引いた実質収支額は10億3,630万7,929円となっております。
執行部から、事項別明細書の予算現額、調定額、収入済額、不納欠損額、収入未済額、支出済額、翌年度繰越額、不用額等の説明と、各課における主要な施策の成果について、詳細な説明の後、質疑応答に移りました。
主な質疑について申し上げます。まず、歳入ですが、執行部からの説明の後、委員から、「個人及び法人を含む市税の滞納繰越分にかかる現在の状況は」との質疑があり、執行部から、「市税の収入未済額約3億4,000万円あるが、昨年度より2,700万円の減、10年前の7億6,000万円から半減している。徴収率も10年前では89.03%だったが、昨年度は95.07%と過去最高の徴収率となっている。財産調査等を行なって、適切かつ厳格に滞納処分を強化した成果であり、今後も徴収率の向上に努めていきたい」との答弁でした。
委員から、「住宅新築資金等貸付金収入の収入未済額が約1億5,000万円あるが、新年度における不納欠損額はどの程度か」との質疑があり、執行部から、「債務者本人の返済が滞っていても、相続人あるいは連帯保証人への調査を継続しているため、平成30年度に不納欠損する予定はない」との答弁でした。
委員から、「財産売払収入が予算額よりふえている要因は」との質疑があり、執行部から、「当初予算に見込みを立てるのが難しいのに加え、平成29年度は年度末に、ため池の売却が発生したことが、主な増収につながっている」との答弁でした。
歳入については、このほか「滞納税に係る財産の差し押さえ解除、差し押さえの回数、分納の状況、滞納を解消するマニュアル及び研修、滞納処分に対する不服審査、市道延長に起因する地方譲与税、道路維持管理に伴う交付税、財政調整基金の現在残高及び過去の推移、土木費国庫補助金の減額理由」など、多岐にわたる内容確認や質疑がありました。
次に、歳出についてですが、委員から、「決算審査する意義や監査指摘事項を執行部はどのように捉えているのか」との質疑があり、執行部から、「委員会の意見等を踏まえ、反省点を改善し、課題解決に向けて対処している。今後は、庁議等の場においても検証していく」との答弁でした。
委員から、「定住促進事業で移住人口の増加のために、移住者に対するアパートの家賃補助などは行なっていないのか。また、定住者127名に対するアンケート結果は」との質疑があり、執行部から、「平成26年度から、おためし暮らし事業に取り組んでいる。天水地区で家賃1万5,000円、最大6カ月利用可能。実績としては、平成28年度が8名、29年度が2名であった。アンケートの特徴として、自然環境の良さ、地域の方々の人間性、交通アクセスがいい。逆に、デメリットとして、買い物する場所が少ない、子育て支援をもっと充実してほしい等々の意見であった」との答弁でした。
委員から、「平成29年7月末で各支所窓口の民間委託が終了したが、市民等の反応はどうか」との質疑があり、執行部から、「各支所においては、直接、職員が対応することで、迅速に遂行することができており、非常に好評を得ている。市民の方からのお叱りやクレーム、混乱等もなかった」との答弁でした。
委員から、「定期監査報告書に記載してある保育料の超過負担分についての内容が変わっているが詳細な説明を」との質疑があり、執行部から、「国徴収基準額、市保育料調定額、市負担額については、何を表記すればいいのかを検討した結果、私立保育園や認定こども園に対する運営費の中で市が負担する額を記載することが適切であると判断した」との答弁でした。
委員から、「生活困窮者の自立相談支援から、生活保護に移行されているケースの実態把握は行なっているか」との質疑があり、執行部から、「自立相談に来られた方が、すべて生活困窮者の方とは限らないので、具体的な数字は把握していない」との答弁でした。これを受け、委員から、「相談を包括的に対応するには、そういった状況等は的確に把握すべきである」との意見がありました。
委員から、「ごみ不法投棄は減少傾向になってきているのか。悪質な事例も発生しているのか」との質疑があり、執行部から、「年度別の回収量は、平成25年度6.45トン、26年度3.39トン、27年度1.10トン、28年度3.74トン、29年度2.35トンとなっており、年度ごとで増減はある。また、パトロールも実施しており、悪質なものについては、保健所など関係機関と連携しながら対応している」との答弁でした。
委員から、「6次産業推進事業に携わっている業者数は何件くらいなのか」との質疑があり、執行部から、「平成23年から7年経過したが、延べ18事業者、補助金額約2,800万円、販売額約2億9,800万円がこれまでの実績である」との答弁でした。
委員から、「水産物供給基盤機能保全事業での漁港しゅんせつ工事費用は」との質疑があり、執行部から、「熊本市にある県営塩屋漁港の埋め立て計画地に搬出した土量により事業費が決定するため、費用の増減が生じる。市は検査確認の際も、立ち合い検査を行なっている」との答弁でした。
委員から、「企業誘致促進に関しての企業側の反応はどうなのか」との質疑があり、執行部から、「昨年度、企業誘致可能性調査を実施した。用地の確保が大前提であるとのアンケート結果であり、市としては、現在、民間活力を導入した工業団地開発を検討している段階」との答弁でした。これを受け、委員から、「ぜひとも、誘致企業の進出を後押ししてほしい」との意見がありました。
委員から、「消防団員の確保方策に関する検討はされているのか」との質疑があり、執行部から、「団員定数が1,694人、現在数が1,498人であり、加入促進をさまざまな形で推進している。」との答弁でした。
委員から、「教育総務費中の工事請負費約3,300万円の不用額の要因は何なのか」との質疑があり、執行部から、「本年開校した玉陵小学校の校舎及びプール、各学校に整備している空調工事である」との答弁でした。
委員から、「岱明図書館の利用が増加した要因をどう捉えているのか」との質疑があり、執行部から、「岱明支所2階に移設し、延べ床面積が約3倍になった。蔵書数もだんだんとふえ、施設の集約化も影響している。貸出冊数で約1.5倍ふえている」との答弁でした。
そのほか、歳出に関しては、「職員援助プログラム、しおかぜ及びいちごタクシー運行補助、キラリかがやけ玉名づくり応援事業の内容、子育て世代の転出状況、新幹線通勤定期券購入補助、行政区の統廃合、金婚夫婦や米寿者及び百歳祝賀にかかる長寿者等表彰、就労準備支援事業の成果、生活保護費扶助費の不用額の要因、生活保護にかかるケースワーカー、生活安心ネットワーク委員会、合併浄化槽と農業集落排水及び公共下水道における設置費用や維持管理費等の比較、菊池川左岸の公共下水道計画、プラスチックごみの削減対策、平袋タイプのごみ袋の販売状況、中小企業相談の支援、消費税10%に対応する支援体制、漁港の改修計画、多面的機能支払交付金、たまララ・温泉施設の利用状況、納涼花火大会の運営、自主防災組織育成、総合体育館メインアリーナ空調整備後の反応、市文化センターの改修計画、岱明図書館多目的室の活用状況、博物館の各種事業における開催状況、文化財の一斉公開アナウンス、学校など教育施設における危険箇所点検の実施」など、多岐にわたる内容確認や質疑がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第94号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。
次に、議第95号平成29度玉名市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてであります。
歳入決算額108億6,349万2,974円、歳出決算額103億3,191万9,004円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は5億3,157万3,970円となっております。
執行部からの説明のあと、委員から、「特定健診における目標値の達成率は」との質疑があり、執行部から、「受診率を50%程度に設定しており、受診率向上に向けた取り組みを行なっている。また、本年度より保健予防課に移管し、医師会など、より綿密な連携に努めている」との答弁でした。
委員から、「短期被保険者証に関し、完納の見込みのある者について、具体的な基準があるのか」との質疑があり、執行部から、「約600件が短期被保険者証の対象世帯となっている。滞納対策実施要綱はあるものの、明確な基準を設定していないため、今後は、他市の要綱等も参考にしながら、研究・検討していきたい」との答弁でした。
そのほかに、「こくほ運動実践講座、保険税の不納欠損に至った経緯、医療費抑制に対する取り組み、重複・頻回受診訪問指導の基準、レセプト点検の効果」などの質疑がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第95号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。
次に、議第96号平成29年度玉名市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてであります。
歳入決算額8億4,412万1,030円、歳出決算額8億4,271万222円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は141万808円となっております。
執行部からの説明のあと、委員から、「歯科口腔健診の周知方法は」との質疑があり、執行部から、「広報たまなはもちろんであるが、保険証を送付するときに同封している」との答弁でした。これを受け、委員から、「通常健診とあわせて歯科口腔健診の受診率も上がるような施策に取り組んでほしい」との意見がありました。
委員から、「保険料における収入未済額がふえた原因。また、徴収に対する取り組みは」との質疑があり、執行部から、「毎期ごとに督促状の発送や催告書での通知等により収納率の向上に努めている」との答弁でした。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第96号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。
次に、議第97号平成29年度玉名市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算についてであります。
歳入決算額77億838万6,386円、歳出決算額73億2,517万4,200円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は3億8,321万2,186円となっております。
執行部からの説明のあと、委員から、「要支援1又は2の方が総合事業に移行したが、介護認定申請をしたいという本人の意向がある場合には、尊重しているのか」との質疑があり、執行部から、「窓口で話し合いをしながら、介護認定の申請が必要な方は申請を受け付け、総合事業で対応できる方には総合事業で支援していく体制で、窓口は一本化している」との答弁でした。
委員から、「保険給付費の不用額があるが、サービス低下につながっていないか」との質疑があり、執行部から、「これまでの介護サービスに影響はないが、昨年度より総合事業が始まった分の費用は抑制されている」との答弁でした。
そのほかに、「総合事業における緩和型サービスの担い手、ケアプランに対する指導体制、通いの場の地域サポーター養成、いきいきふれあい活動、滞納者に対する徴収体制及び不納欠損」などの質疑がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第97号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。
次に、議第98号平成29年度玉名市
浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算についてであります。
歳入決算額3,111万5,843円、歳出決算額2,904万1,786円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は、207万4,057円となっております。
執行部からの説明のあと、委員から、「浄化槽市町村整備で13基設置してあるが、残りの戸数はどのくらいか」との質疑があり、執行部から、「農業集落排水事業の区域外の天水地区が1,523世帯あり、そのうち166基が設置済みである」との答弁でした。
委員から、「使用料を滞納した場合の市民への影響は」との質疑があり、執行部から、「使用停止にはできないが、戸別訪問したり、電話等での納入をお願いしている」との答弁でした。
そのほかに、「浄化槽整備事業が完了する見通し、市町村設置型浄化槽・個人設置型合併浄化槽・農業集落排水・公共下水道事業のそれぞれの設置費用や使用料の比較、水質汚濁防止につながる対策」などの質疑がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第98号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。
次に、議第99号平成29年度玉名市
九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計歳入歳出決算についてであります。
歳入決算額4億7,554万1,123円、歳出決算額4億5,880万3,709円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は、1,673万7,414円となっております。
執行部からの説明のあと、委員から、「配水池が満杯にならないような対策は講じてあるのか」との質疑があり、執行部から、「オーバーフロー分は自然に流れるようになっているが、河川の堰の補強等も必要となってくる」との答弁でした。
委員から、「養鶏農家に対する鳥インフルエンザ対策の話し合いは行なっているか」との質疑があり、執行部から、「11カ所の配水池の整備を行なっているが、防護柵などを設置して鳥インフルエンザの被害がでないような対策をとっている。渡り鳥の確認もなく、養鶏農家及び地元役員等との打ち合わせも行なっている」との答弁でした。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第99号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。
次に、議第100号平成29年度玉名市
水道事業会計決算についてであります。
収益的収支及び資本的収支につきましては、収益的収入は8億8,609万5,299円、収益的支出は8億820万4,373円で、資本的収入は2,835万7,443円、資本的支出は4億2,685万4,253円となっております。
執行部からの説明のあと、委員から、「他会計からの補助金は何を根拠にしているのか」との質疑があり、執行部から、「基準外の繰入金、元金・利子の償還金、人件費等である」との答弁でした。
委員から、「利益剰余金における積立金の額は妥当なのか」との質疑があり、執行部から、「未償還の残高が約32億円あるので、経営としては非常に厳しい状況である」との答弁でした。
委員から、「損益計算書の表示方法をわかりやすいように変更できないか」との質疑があり、執行部から、「地方公営企業法規則で定められた様式に基づいて作成している」との答弁でした。
そのほかに、「単年度黒字経営の際の使用料との兼ね合い、企業局としての独立採算性の尊重、減債積立金の基準、建設改良積立金の使途、未収金の内訳、水源地をつなぐ構想」などの質疑がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第100号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。
次に、議第101号平成29年度玉名市
公共下水道事業会計決算についてであります。
収益的収支及び資本的収支につきましては、収益的収入は14億8,662万6,279円、収益的支出は14億2,185万9,783円で、資本的収入は5億7,779万1,080円、資本的支出は11億7,938万2,726円となっております。
執行部からの説明のあと、委員から、「処理場の改築・改修工事の計画は」との質疑があり、執行部から、「現在、ストックマネジメント計画を策定しており、長期的な財政計画を基に取り組む予定としている」との答弁でした。
委員から、「水の守でのし尿処理と下水道処理の業務を統一できないのか」との質疑があり、執行部から、「し尿や浄化槽汚泥を処理する施設は下水道施設ではないため、業務の統一はできないが、現在、し尿は下水道施設で効果的に処理を実施している状況である」との答弁でした。
そのほかに、「企業債の繰上償還、適正なリサイクルを推進する産業廃棄物堆肥化、企業債の平均利率、タマにゃんマンホールカード、技術職員の人材育成」などの質疑がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第101号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。
次に、議第102号平成29年度玉名市
農業集落排水事業会計決算についてであります。
収益的収支及び資本的収支につきましては、収益的収入は4億2,684万5,766円、収益的支出は4億523万7,591円で、資本的収入は1億9,888万3,000円、資本的支出は2億9,113万8,061円となっております。
執行部からの説明のあと、委員から、「農業集落排水事業が普及しない理由は」との質疑があり、執行部から、「区域内の整備率は100%となっている。また、加入促進の啓発活動は随時実施している」との答弁でした。
委員から、「加入率の目標設定に対する現状は」との質疑があり、執行部から、「尾田川左岸地区が28%、大開地区が53%、その他の地区はおおむね70から80%となっている」との答弁でした。
そのほかに、「配管をつなぐ際の補助制度、加入率を上げる取り組み」などの質疑がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第102号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。
以上で、決算特別委員会に付託されました案件の審査報告を終わります。
○議長(
中尾嘉男君) 以上で、決算特別委員長の報告は終わりました。
*************************
△日程第14 質疑・
議員間討議・討論・採決
○議長(
中尾嘉男君) 日程第14、「質疑・
議員間討議・討論・採決」を行ないます。
これより、質疑に入ります。
ただいままでの、委員長の報告について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
中尾嘉男君) 質疑なしと認めます。
これより、
議員間討議に入ります。
議員間討議はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
中尾嘉男君)
議員間討議なしと認めます。
これより、討論に入ります。
討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
中尾嘉男君) 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。
議第94号 平成29年度玉名市
一般会計歳入歳出決算
議第95号 平成29年度玉名市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算
議第96号 平成29年度玉名市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
議第97号 平成29年度玉名市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算
議第98号 平成29年度玉名市
浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算
議第99号 平成29年度玉名市
九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計歳入歳出決算
議第100号 平成29年度玉名市
水道事業会計決算
議第101号 平成29年度玉名市
公共下水道事業会計決算
議第102号 平成29年度玉名市
農業集落排水事業会計決算
以上、決算議案9件について、一括して採決いたします。
ただいま、採決に付しております議第94号から議第102号までの決算議案9件に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。
委員長の報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
中尾嘉男君) 御異議なしと認めます。
よって、議第94号から議第102号までの決算議案9件については、いずれも原案のとおり認定することに決定いたしました。
以上で、本日の日程は終了いたしました。
この際、お諮りいたします。議事の都合により、明4日から10日までの7日間休会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
中尾嘉男君) 御異議なしと認めます。よって、明4日から10日までの7日間、休会することに決定いたしました。
11日は、定刻より会議を開き、一般質問を行ないます。
一般質問を希望しておられる方は、発言通告書に「質問の要旨」を具体的に記載し、明4日の正午までに事務局にお届けください。
本日は、これにて散会いたします。
午前11時57分 散会...